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This is an official blog of Orange Forest who is the aircraft developer in the Secondlife virtual world.

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浮島 Isle の製作後記☆


::: Floating Isle with Waterfall/Winter Version :::

こんにちはオビワンです。浮島 Isle の製作後記を書いてみたいと思います!

このほどリリースした「浮き島/Floating Isle」は、映画アバターに出てくる「空中に浮かぶ岩山」じゃない? と言われてしまいそうな造形ですが、コンセプトは3年程前にリリースしたオレンジの初製品「浮島/Floating Island」が原点です。

先代浮島は飛行操縦が可能なミニスカイボックスとして多くのお客様にお買い求めいただきましたが、この浮き島 Isle はディスプレイ専用で飛行はしませんが冬用の衣替え機能・サウンドパーティクルのオンオフ、滝の高さ調整等の機能を備えています。

製作にあたり私はテクスチャとサウンドを担当しました。
素材の芝は撮り貯めてあった庭芝写真を使い岩は観賞用の石にツタ草を合成したものです。

グリーン系の写真ベースのテクスチャはシームレス加工が難しいですね!繰り返しで変なパターンが浮かび上がったりします。それに、SLでは写真そのものは逆に噓っぽく見えてしまうのでそれなりの加工が必要となり、今回もパターンテクスチャを重ねたり生写真のギラツキを少し押さえる方向で製作しました。

次に滝の音ですが昔の記憶を頼りに少しだけ凝ってみました。

その昔、キャンプや遠足で感じた滝の音はよく耳を澄ますと「シュオーン」とフェイザーやフランジャーエフェクトをかけた様な周期的な揺らぎを感じることがありました。そして直接音はけたたましく、木々や岩山越しに耳に届く音は距離があるほど角が取れ柔らかく聴こえていたのを覚えています。

今回は製作にあたりその記憶を頼りに
下部の滝壺にはザーザードウドウと流れ落ちる音
上部の泉には下から聴こえてくる滝壺の間接音と水流音そしてゴツッと水中の石鳴りの音をかすかに加えた音
この2種類のサウンンドを製作し滝壺と湧き出る泉にそれぞれ配置しました。

SLの仕様ではオブジェクトの発生するサウンドはアバターまでの距離により音量差が生じます。位置による自然に感じる効果音の演出を狙ってみましたが・・・言われれば分かる程度にとどまってしまいました(笑)

ただシュオーンと周期的な音の揺れは感じてもらえると思います。Logicで作る時に1ループする間にフィルターとEQを微かに上下させてあります。トラックオートメーションを使用すれば数値でこれらのエフェクトを細かくコントロール出来るので助かります。

とは言え、滝壺サウンドはザーザーと"うるさい"方なのでそこはちゃんとオン・オフできます(笑)



::: Floating Isle with Waterfall :::  Manduca/184/166/67

そうそう、水流の中ほどの岩は座れます。
物思いにふける時にどうかな?と思いつき発売直前に引っ付けました!

一応立ち上がっても下に落下することはなく泉から陸に上がれます。
現実ではまずこんな場所に座ったら物思いにふける余裕以前のお話ですが、パーティクルの水煙と滝の音に包まれて意外とコレ落ち着きます。。


 オレンジとしては珍しくネイチャーな製品であるはずですがなにせ浮いちゃってますから非現実的です・・・・よろしければ景観に独特な色を添える置物として、あなたの小池やプライベートビーチに浮かべて憩いのひと時を過ごしていただけたら嬉しいです。

by obione
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